偉人や偉人のうつ病
日本や世界の偉人について。そして、偉人のうつ病について。
新約聖書における人の価値
親鸞は、「善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」と言いましたが、このような人間の逆説的な受けとり方は、新約聖書の中にもしばしば表れています。この逆説的な人事評価が象徴的に語られているのは、マタイ19.20 「しかし […]
ナイチンゲールの「看護覚え書き」
看護師の象徴として誰もが思い浮かべるのがナイチンゲールでしょう。フローレンス・ナイチンゲールは、1820年に生まれ、1910年に90歳で亡くなりました。1854年に起こったクリミヤ戦争の際、ロシアと戦う連合軍の看護師と […]
偉人から見た善悪(医療関係者向け)
精神科の患者さんは、リストカット、過量服薬、他害行為など、常識的な人から見ると「悪い」ことをしてしまいます。しかも、繰り返し。好ましくないことばかりをするので嫌われものになってしまいます。ただ、精神科の医療従事者はでき […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 7 「被害妄想」
ラッセルは次のように語ります 一人の人間が「周囲の皆から虐待を受けている」と語ったとすれば、たぶん、その原因は彼自身にあるのであって、実際は侮辱を受けていないのに受けたと想像しているか、それとも、知らず知らず、怒りを買 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 6 「罪の意識」
ある種の行為は、内省しても理由が分からないまま、そういう行為を行ったときに不愉快な気持ちになる。それは、当人が6歳以前に受けた道徳教育によるとラッセルは言う。汚い言葉を使うのは良くないとか、煙草を吸うのは良くない、酒を […]
哲学者と統合失調症患者の共通点
哲学者のヴィトゲンシュタインは、統合失調症に近い精神状態をしばしば体験したかもしれませんし、物理学者のニュートン、詩人ヘルダーリンなどもそのように言われています。別の哲学者バートランド・ラッセルの生涯を描いた漫画「ロジ […]
宮沢賢治の万人の幸福と親鸞の唯一人の幸福
賢治の場合 宮沢賢治は、1926年(大正15年)に農民の生活向上を目指して農業指導を実践するために羅須地人協会を設立。そこの授業のために書かれたのが「農民芸術概論綱要」です。無料肥料指導などの活動を行いますが、1933 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 5 「ねたみ」
ラッセルは、不幸の原因を順番に取り上げていきます。次は、「ねたみ」です。 ねたみは、1歳未満の子供にもみられるもので、1人の子供だけかわいがれば、即座に気づかれて恨みを持たれる。子供を扱う人は、物を分け与える時には、 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 4「疲れ」
第5章 疲れ 不幸の原因の一つとして、ラッセルは「疲れ」を挙げます。 今日、この進歩した社会において最も深刻な疲れは、神経の疲れである。疲れの原因の一つは、騒音である。騒音を聞くまいと意識下で努力するために、なお一層 […]