社会復帰支援活動

青空のような気持になりますように

 自分らしい生活が送れますように、入院生活から地域生活まで、医師・看護師・作業療療法士・臨床心理士・精神保健福祉士が支援します。患者様の持っている力を生かし、社会復帰を支援させていただきます。

※生活のリズムの確立、対人関係の改善、退院の支援、就労の支援をします。
※退院にむけて環境整備、余暇のすごし方、社会心理的問題の相談援助をします。
※地域の社会資源(障害者生活支援センター、サポートステーション等)と連携し、安心して地域で生活できるよう支援します。

入院中の支援について

医師の面接
 主治医は、定期的にご本人に面接して、病状を把握し、薬物療法を含めた治療を計画していきます。その際、ご本人やご家族様のご意向を大切にして、治療内容をご説明しながら進めていきます。良好な状態で家庭や職場へ復帰できるように支援してまいります。

■精神科作業療法
 調理、手工芸、音楽、運動など様々な活動を通して、生活のリズムを作ったり、集中力を高め、退院に向けて心と体の準備を行います。専用の作業療法室で作業療法士が行います。手工芸、パソコン、料理など、その方の特性に合ったプログラムをご提供できるようにこころがけています。

作業療法室の様子
作業療法室

■レクリエーション
 季節ごとのイベントに加え、病棟単位で、お散歩やお誕生会 などを行っております。近くのコンビニまで合同で付添い外出をする場合もあります。

退院前訪問看護
 退院に向けて、ご自宅に同行することや各種手続きのために役所などに付き添う場合があります。

■ S S T (ソーシャルスキルトレーニング 社会生活技能訓練)
 精神科の生活技能訓練は、日常の生活技能を高めるために、また、退院後の生活がスムーズに行えるように、コミュニケーションの取り方などを目標とした基本会話訓練、地域再参加、服薬管理や症状管理等の練習を集団または個別で行います。日本精神科病院協会の認定を受けたスタッフがプログラムを進行します。

■ 医療福祉相談
 入院や退院後の生活の相談、経済的な問題や各種福祉制度、年金、介護保険の利用について お気軽にご相談ください。精神保健福祉士がご相談に応じます。

薬剤管理指導
 担当の薬剤師が、服薬中の薬剤の効果や副作用、注意事項などをご説明いたします。

退院後の地域生活

デイケア室の様子
デイケア室

■デイケア「フレンドリー」
 ゲーム、調理、スポーツ、手芸、外出などの活動を通して、仲間を作り、人付き合いを学び、体力をつけ、病気を知り、よりよく地域で暮せることを目的にしています。デイケアに参加することにより,再燃を防止しやすくなると考えられています。看護師による、体調や健康のチェックも行っています。無償で昼食(病院食)を提供させていただきます。

コンパス 道しるべです

リワーク「コンパス
 うつ病などで休職を余儀なくされた場合、精神症状の一定の回復後、職場への復帰を確実に進めることが大切です。そのために、経験豊富で実績のある当院のリワーク「コンパス」が強力にご支援いたします。入院経験の有無にかかわらずご利用いただけます。また、他院に通院中の方もご利用が可能です。


訪問看護指導
 在宅患者様のお宅を定期的に訪問し、健康、服薬、金銭などの管理の支援を行い、日常生活のご相談に応じます。当院の訪問看護スタッフ(看護師、精神保健福祉士、作業療法士)が行いますが、居住地近くの訪問看護ステーションに依頼することもできます。