一般社団法人 日本うつ病リワーク協会 会員施設
リワーク プログラムとは?
浦和神経サナトリウムの リワーク復職コース COMPASS は、精神疾患による長期休職中に就労可能な程度に病状が回復した方を対象にしています。徐々に社会生活や集団生活に慣れていただき、身体的・精神的な力を回復させ、職場復帰に必要な諸能力を高めるための取り組みです。当院は、日本うつ病リワーク協会の会員です。埼玉県で最初に始められたリワークです。実績があります。どうぞ、安心してご利用ください。
リワーク利用によるメリット
○長期休業後の復職に対する不安が軽減し、自信が持てるようになります。
○復職後の急激な環境変化による病状悪化を予防できます。
○再発予防教育などにより、職場復帰後も安心して就労できます。
当院のリワークプログラムの特徴
〇官公庁や企業など、多くの職場で産業医を務める精神科医師が復職を全面的にサポートします。埼玉県でもっとも歴史のあるリワークです。
・復職する職場に合わせた復職プログラムを個別に作成いたします。
・職場上司や産業医との復職に関する環境調整を必要に応じて行います。
・利用者お一人につき、リワーク担当医と専門スタッフの2名が担当となります。
○単に職場復帰を果たすだけでなく、再発予防を含めた包括的な復職支援をいたします。
・産業医、臨床心理士、看護師、作業療法士、精神保健福祉士等の専門スタッフによる講義をいたしております。これにより、再発予防の知識を習得できます。
・管理栄養士による食事・栄養指導が個別に受けられます。
○ご希望の方には栄養バランスが整った昼食を無料でご提供しております。
○浦和駅から当院の無料送迎バスをご利用いただけます。
◎お電話でお気軽にご相談ください。
TEL 048-873-3115(代)
リワーク担当 松永、田原、湯藤
(平日の9時から17時)
リワークプログラム紹介
●知的活動
タイムリーな情報や、復職後の仕事に関連する話題にふれることにより、復職の意欲を継続させていきます。
●オフィスワーク
一人一人の職種、症状と段階に応じて内容を決めます。“脳トレ本”を利用して楽しみながら技能回復を図るなど無理のないプログラムを設定していきます。
●プレゼンテーション
会議の場面を想定した時間となります。効果的なプレゼンテーション・ディスカッション技術などを体得し、日常の業務の中でも自分の感情を伝える場面や業務報告などに応用できます。
●再燃予防プログラム
症状や体調の自己管理方法や、産業医・心理士等による講座を通して、職場適応の役に立つ情報を身につけます。また、ストレス対処法やコミュニケーションスキル習得のためのプログラムも実施しています。
●目標設定
復職までの目標を設定し、1週間ごとに進捗状況をスタッフと共有・目標の達成度を確認していきます。
●リラクゼーション
職場復帰に必要な体力や、気分転換の方法を、ヨガ・ダンス・ストレッチ・卓球等を通して楽しみながら身につけていきます。
●復帰直前プログラム
模擬通勤など、復職約1ヶ月前から、より実践的なプログラムを実施いたします。
1日の流れ
タイムテーブル
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
9:15- | 受付開始・体調チェック | 受付開始・体調チェック | 受付開始・体調チェック | 受付開始・体調チェック | 受付開始・体調チェック |
9:25-10:30 | 知的活動 新聞購読 まとめ | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) | 知的活動 新聞購読 まとめ | 写経 | 知的活動 新聞購読 まとめ |
10:30-12:00 | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) | 10分休憩 ディスカッション (新聞記事を取り上げて) | ワークトレーニング(-11:00) プレゼンテーション (新聞を読んでディスカッション) |
12:00-13:00 | 昼食 | 昼食 | 昼食 | 昼食 | 昼食 |
13:00-14:00 | プレゼンテーション (新聞を読んでディスカッション) | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) | プレゼンテーション (新聞を読んでディスカッション) | ナンプレ | 再燃予防プログラム ストレス対処法 認知療法 食事療法他 |
14:00-15:15 | 週間計画検討 目標設定 Dr面談 | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) | リラクゼーション・体力づくり ヨーガ・卓球 | 15分休憩 集中づくり ジェンガ・神経衰弱 | ワークトレーニング (個人の課題に取り組む) Dr面談 |
15:15-15:25 | 本日の記録作成 | 本日の記録作成 | 本日の記録作成 | 本日の記録作成 | 本日の記録作成 |
2023年度リワークコース コンパス修了者の声
- 認知行動療法の色々な手法について勉強できた。ストレス軽減だけでなく仕事や人生においても物事について考えたり対処したりする時に役立つと思います。
問題解決技法はあらかじめ行動を予想して手段を決めておくことによって、事が起こった時に迷わないで行動できるのはとてもストレスが減ると思います。
色々な新しいことに挑戦出来てとても役に立ちましたし、楽しく参加できました。(50代男性) - 職業上仕事して人と話すことは多いですが、客対応だけでなくケースカンファレンスのような会議形式も多いので、プレゼン&ディスカッションという場でそういった事を思い出せたのは良かった。あとは日々のストレスに対するコーピングという意識が持てるようになったことと、アンガーマネジメントを学んだことで過去の自分の行動に理由がつけられたと感じられたのは良かったと思う。仕事を続けていく点でどれも役立つと思っている。(30代男性)
- リワークプログラム利用前は、家でじっとしていれば何かが良くなるだろうと思い過ごしていました。人とのコミュニケーションに運動(体力づくり)など、家で引きこもっていたらなかなか得られないことがあり、復職準備という意味で順調に階段を踏めたかと思います。
振り返り作業で 自身の傾向や問題点を把握し、それに対して書籍などでも対処法を学べたことが役立った。
本の数も多いですがスタッフさんも内容をよく把握されていて心強いと思います。(30代男性) - 終了してリワークでやったことを一覧にしてみて分かったのですが、バランスの取れた体系的なプログラムだと思います。特に初めに自分の状態の把握と原因をしっかりとまとめることで、リワークでの学びの重点を意識して参加できるのは良いと感じました。また、静かで落ち着いた場所と時間の中で自分の性質・仕事・生活・心の在り方にじっくりと向き合え考えることができるプログラムだと思います。復職が目標の場でしたが結果的には自分を見つめなおす時間になっていることが重要なポイントだと思います。(40代男性)
- 毎朝決まった時間に起きて通勤できるようになった事と問題に対処する能力がついた事。何よりメンバーと一緒に活動するにつれ、コミュニケーション能力に自信がついた事に役立ちました。
参加させていただいてとても感謝しています。色々な世代の方がいて、一緒に活動をしていくうちに人となりが分かってきて、安心してとても楽しく活動することが出来ました。そのおかげで再び人の中に入ってコミュニケーションをとって、仕事にも生活にも前向きになれると感じています。 (60代女性)
お問い合わせ・見学予約
下記連絡先へお願いします。どうぞ、お気軽にお問合せください。
〒336-0041 さいたま市南区広ヶ谷戸301-1
浦和神経サナトリウム リワーク担当:松永、田原、湯藤
TEL 048-873-3115(代)(平日の9時から17時)
e-mail:usshukki@bz03.plala.or.jp