偉人や偉人のうつ病

日本や世界の偉人について。そして、偉人のうつ病について。

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道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その6

2巻17章である。「人は善いことをすると、人に知られようと思い、悪いことをすると人に知られまいと思う。そのために心の内と外とが一致しなくなる」。  人が他人に知ってもらいたいのは、自分が優れていることとか、立派なことをや […]

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内村鑑三の教え 成功の秘訣

 内村鑑三が、ある旅館の主人に、成功の秘訣と題した教えを書き贈っています。写真を撮っていい展示スペースでしたので、撮影させていただきました。 大正十五年七月二十八日 星野温泉若主人のために草す 成功の秘訣  六十六翁 内 […]

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道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その5

第13章です。ある人が道元に言いました。「名誉、利益の2つは仏道の妨げになるから捨てましょう。しかし、衣服が糞掃衣(ふんぞうえ)*1、食べる物が常乞食(じょうこつじき)という生活はできるでしょうか」。「摩訶迦葉尊者(まか […]

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道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その4

 第10章にいきましょう。道元は、禅話を聞いてよく理解し会得する方法として、自分が今まで理解していた気持ちを指導者の言葉に従って順々に改めていくことだと言います。親鸞は法然のことを絶対的に信奉しました。たとえ、だまされて […]

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道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その3

さあ、続けて参りましょう。正法眼蔵随聞記は、世界的にも稀有な人生指南書です。最高の精神医学的洞察があります。何かを極めていくのは難しい、仏道でもそうです。戒律を守ることは大切ですが、こればかりにとらわれてはいけないと道元 […]

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道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その2

道元は弟子たちに対してこのように言っています。 なくなった栄西禅師(1141―1215、臨済宗の祖)は、「あなたがた修行者たちが使っている衣類や食料などは、わたしがあげているのではありません。これはみな仏法を守る神様たち […]

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道元の言葉  正法眼蔵随聞記

   正法眼蔵随聞記は、親鸞の弟子である唯円が書いた歎異抄と並んで、わが国が誇るべき仏教古典の一つであると考えられます。道元の弟子の懐弉(えじょう)は、よくぞ書き留めてくれたなと思います。自分の役割に徹したのでしょう。そ […]

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どう主張するか? 道元から学ぶ

道元の弟子である懐弉(えじょう 1198-1280)は、道元が僧たちに話した内容をかきつづっています。その正法眼蔵随聞記の中から、印象深いところをお示しします。 道元はこう言いました  自分は道理にかなったことを言ってい […]

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愛語 道元の教え

「愛」というのは西洋的な言葉だと思っていました。論語の中には、愛という言葉は出てきません。しいて言えば、「恕」(じょ)が近いのでしょうけれども。 仏教の中では、むしろ悪い方に挙げられています。 愛 真理のことば 中村元訳 […]

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道元の教え 支援者の心がけ

 菩提薩埵四摂法(ぼだいさったししょうぼう)  菩提薩埵というのは、インドのサンスクリット語の bodhisattvaの音訳です。中国でそれに 菩提薩埵という語をあてたようです。略して菩薩ということです。菩薩という言葉の […]

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薪と灰(道元)

心に残る言葉  心に残る言葉があります。一見意味が分からない言葉です。真実の深淵を覗くようです。通り過ぎようとしてもどこか引っ掛かります。  そのような心に残る言葉をたくさん提示してくれる筆頭が道元(1200-1253) […]

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良寛、鷹山、方谷と継之助の接点

 例によって、偉人と偉人の接点を探っていきます。精神科医の視点を入れたいと思います。良寛、上杉鷹山、山田方谷、河井継之助の共通点です。 良寛 父以南の自殺  1758年新潟出雲崎の町名主の橘屋山本家の長男として良寛が生ま […]

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鷹山、金次郎、方谷 人間関係

鷹山の場合  人生は人間関係でできているといってもいいでしょう。鷹山の人間関係もまた暗く深いです。  藩主重定の側近である森 平右衛門は、藩の中で徐々に台頭し、郡代所頭取となりました。藩政改革のために竹俣政当綱(まさつな […]

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鷹山、金次郎、方谷 4 考え方

鷹山の場合  鷹山の師であった細井平洲は、朱子学派でも陽明学派でもない折衷学派であり、実践を重視しました。他者に対する思いやりとか尊重ということも重視しました。それは、金次郎でも方谷でも同じです。鷹山は、平洲を心から慕い […]

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鷹山、金次郎、方谷 3 学問

学問について 鷹山の場合  上杉家に迎えられてから鷹山が学んだのは、藩主重定の侍医の藁科松柏(わらしなしょうはく)です。松柏は、藩内随一の秀才で名医であり儒者でした。松柏は鷹山の才能を認め、有能な師が必要と考え、細井平洲 […]

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鷹山、金次郎、方谷 2  家庭生活

家庭生活  マザーテレサのように家庭生活のない偉人は希であり、多くの偉人たちは妻を持ち、子供を育てています。ただし、代償なのでしょうか、偉人の家庭生活は多くの問題を抱えています。ルソー、トルストイ、ガンジー・・・ 家庭生 […]

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鷹山、金次郎、方谷 3人の偉人

3人の概略  江戸時代に活躍した3人の偉人について、精神医学的検討をすすめていきます。   3人のうち上杉鷹山(ようざん)と二宮金次郎の2人は内村鑑三の「代表的日本人」に取り挙げられています。  上杉鷹山の生没年は、17 […]

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優しくありなさい 偉人の名言? 1

「優しくありなさい。あなたの出会う人々は皆,困難な闘いに挑んでいるのだから」という題名の書籍を以前に購入しました。人は,どんな人にも,いつでも優しくあるということは難しいのは事実だと思います。何か他者の弱い面に対して優し […]

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優しくありなさい 偉人の名言? 2

 「優しくありなさい。あなたの出会う人々は皆,困難な闘いにいどんでいるのだから」という名言の出所を探す旅を続けています。この言葉をタイトルとする書籍ではプラトンの言葉とされていますが,そうではなさそうだというところから調 […]

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偉人のうつ病について

 偉人のうつ病 について の話をさせていただきます。先のブログで紹介しました「優しくありなさい、あなたの出会う人々は皆困難な闘いに挑んでいるのだから」が、本当にプラトンの言葉かを調べるために,名言集を見ていた時,プラトン […]

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うつ病になった二宮金次郎 その1

 今日,車いすの母と桜が満開のお寺に行ってきました。そこで,突然,作業衣を着た男性が「どうぞ」と言って母に花のついた枝を渡してくださいました。その方は寺の植木職人の方で,「私なら(切っても)問題ないので」と言い残して,風 […]

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うつ病になった二宮金次郎 その2

金次郎 行き詰まる,そして失踪する  金次郎は小田原から桜町まで往復し検分を重ねた後,文政6年3月(35歳),栢山の家屋を売り払い背水の陣で夫人,長男と桜町に移住して本格的に仕法に取り組み始めました。しかし,桜町は,博打 […]

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うつ病になった二宮金次郎 その3

うつ病からの回復と開眼  文政12年1月の失踪後の金次郎の行動は,川崎大師を参詣したこと以外は不明とされています。3月中旬に金次郎は千葉県成田の旅館小川屋に着きましたが,旅館の主人は金次郎の容貌が普通の人とは異なり,衣服 […]

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うつ病になった二宮金次郎 その5

開眼体験の精神病理学的意義とは  金次郎の開眼体験はその他の宗教的解脱体験と同様に,言語化するのは容易ではありませんが,あえて精神医学的表現を試みるならば,自他の関係性や外界に対する認知様式の変化が,深い体験として金次郎 […]

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うつ病になった二宮金次郎 その4

うつ病と考えたことの理由について 金次郎の性格について  金次郎は,服部家を再興したことで金次郎は報酬として大金を得たのですが,自分のものとせずに下男らに分配していますし,親族との土地問題では相手側の有利になるよう譲って […]

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偉人のうつ病について その2

 偉人のうつ病 その2 渡辺和子(従来通り敬称略) に行きます。少し前に出版された「置かれた場所で咲きなさい」をご存知ですか?アマゾンであらためて取り寄せてみると、帯に大ベストセラー300万部と書いてあります。めずらしい […]

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二宮金次郎 栃木県真岡市を訪ねて

 二宮金次郎(以下敬称略)について、いろいろと書いてきました。小田原の金次郎の生家、記念館、神社等は、訪ねたことがあるのですが、金次郎の仕事の地である桜町(現真岡市)には、行ったことがありませんでした。この令和元年5月1 […]

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偉人のうつ病について  白隠の場合

 江戸時代の禅僧である白隠(はくいん)の生涯を彼に生じた精神症状を合わせてお話ししたいと思います。白隠は、1685年静岡県の東海道13番目の原宿の比較的裕福な家に生まれました。15歳の時に得度して、慧鶴(えかく)と名づけ […]

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生き方を妙好人に学ぶ その1

 「妙好人」とは、浄土真宗の信者の中にいる一群の人たちのことです。この人たちに注目し記録してきた人もいるようですが、宗教哲学の面から初めて取り上げたのは、鈴木大拙(以下敬称略)です。鈴木大拙著「妙好人」第2版1刷(法蔵館 […]

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生き方 を妙好人に学ぶ その2 親鸞

 生き方 妙好人 に学びます。 妙好人の一人といわれた因幡の源左について、「その1」で彼の悟りの時までをご紹介いたしました。源左は浄土真宗の門徒であり、彼をより理解するためには、まず浄土真宗について学ぶ必要があります。浄 […]

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