偉人や偉人のうつ病
悟りの方程式 二宮金次郎の場合
「悟り」、「覚醒」、「啓示」、「開眼(かいげん)」とは何でしょうか。悟りというと東洋的なイメージがありますが、デカルトは、「哲学原理」の中で、認識とか知恵の段階には基本的な4つがあるとし、「神的啓示は、我々を段階的に導く […]
よい奉仕をするために 聖人たちに聞く
私たちの仕事は、医療を通じて他者に奉仕することですが、これは、とても難しいことです。なぜなら、人間は感情の動物であり、好き嫌いがあり、日々の機嫌の違いもあって、いつでもだれにでも親切にかかわるということは難しいものです […]
よい奉仕をするために マザーテレサはなぜ可能だったのか
マザー・テレサ(幼名:アグネス)は、1910年8月26日、ユーゴースラビアのスコピエで生まれました。父親は、建設業及び議員を兼ねる有力な名士で、慈悲深く貧しい人々に思いやりがあったといいます。 徳の高い母との間に、長 […]
精神医学の父 呉秀三の人となりについて
日本精神医学の父、呉秀三については以前ブログで紹介させていただきましたが、今回「呉秀三小傳」(昭和8年 呉博士伝記編纂会)を都立図書館で読んでみましたので、呉秀三が周囲からどのような人物に映っていたのか報告します。昭和 […]
偉人のうつ病 ヘッセと金次郎の興味深い共通点
はじめに 今回の企画について 偉人のうつ病を紹介してきましたが、ヘッセも自分のうつ病の様子を記載しています。ヘッセは、釈迦のことを書いた「シッダルタ」があります。どうして、ドイツ人がゴータマシッダルタの物語を書くのだろ […]
偉人のうつ病 トルストイ その1 偉人つながり
トルストイは、1828年8月28日にロシア中部のヤースナ・ボリャーナという村に、伯爵家の四男として生まれ、レフ・トルストイと名づけられたました. レフとは、ライオンという意味らしいです。レオとかレオナルドに近いのでしょ […]
偉人のうつ病 トルストイ その2 ロマン・ロランへの手紙
1887年4月 パリの大学生であった21歳のロマン・ロランは、トルストイに手紙を送っています。人生の意義というものを教えてほしいなどの内容だったそうです。それに対して、半年後の10月に59歳のトルストイは返信しています […]
偉人のうつ病 トルストイ その3 不器用
レフ・トルストイは、ロシアの裕福な貴族の家庭の四男として生まれたものの、2歳のとき母親を病で失い、9歳の時に父親も失いました。二宮金次郎より早く両親を失っています。とても感じやすく、泣き虫な子でした。幼少期から考えるこ […]
偉人のうつ病 トルストイ その4 思想
トルストイは、67歳の時に、「3つのたとえ話」で自身の思想について語っています。(八島雅彦著「トルストイ」清水書院)から抜粋してみます。 第1のたとえ話 いい牧草地に雑草が茂ってしまいました。たまたま牧草地を訪ねて […]
妙好人流の生き方は現代に通用するか
妙好人(みょうこうにん)とは、広辞苑では、「行状の立派な念仏者。特に浄土真宗で篤信な信者をいう」となっています。その語源は、中国の浄土教の善導(613-681)が、『観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)』(観無量 […]