一般
精神科医の独語と毒語

アメリカ大統領  アメリカの大統領に共通することはなにかというと、高身長ということらしい。リンカーンは、193cmまたは197cmといわれ、トランプは自称190cm、バイデン182cm。アメリカ大統領になれるかなれないか […]

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誰にも悪意を抱かず

 体の病気は、自分が苦しむ病気です。ところが、精神疾患は自分も苦しみますし、他者を困らせたり迷惑をかけたりする不思議な病気です。そのため、ひどい場合だと患者さんに良からぬ感情をもってしまうということがありえます。この他者 […]

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新約聖書における人の価値

 親鸞は、「善人なおもて往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」と言いましたが、このような人間の逆説的な受けとり方は、新約聖書の中にもしばしば表れています。この逆説的な人事評価が象徴的に語られているのは、マタイ19.20 「しかし […]

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罪悪感を克服する

 「ラッセルの幸福論で幸福になる(6)」に書かせていただいた「罪の意識」ですが、言いかえれば罪悪感(feeling of guilt)。これが大きな問題を現代において導き出しています。ラッセルは、精神分析の影響もあったの […]

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私が統合失調症を数字で診断するまで(3)医療従事者向け

 今までのおさらいをしましょう。統合失調症では、特に初発時や再燃時の急性期に好中球/リンパ球比(NLR)が高くなり、また、血清のアルブミンや総蛋白が減少しているということがわかりました。  では、これら2者(NLRと総蛋 […]

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私が統合失調症を数字で診断するまで(2)医療従事者向け

 2020年から2021年にかけての研究で、人間ドックを受診した健常者と入院中の統合失調症患者の血清の蛋白質の量を調べてみました。  精神科の病院や診療所にお勤めの方は、その医療機関で通常行う血液生化学検査に、総蛋白、ア […]

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ナイチンゲールの「看護覚え書き」

 看護師の象徴として誰もが思い浮かべるのがナイチンゲールでしょう。フローレンス・ナイチンゲールは、1820年に生まれ、1910年に90歳で亡くなりました。1854年に起こったクリミヤ戦争の際、ロシアと戦う連合軍の看護師と […]

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私が統合失調症を数字で診断するまで(1)医療従事者向け

心は数字でわかるか?  昔、医局でこんな話がありました。「統合失調症を体温計みたいに数字で診断出来たらいいのに」。それに対して、別の先輩医師が、「そんなバカなことがあるか」と一蹴していました。これは、私の記憶なのか、想像 […]

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偉人から見た善悪(医療関係者向け)

 精神科の患者さんは、リストカット、過量服薬、他害行為など、常識的な人から見ると「悪い」ことをしてしまいます。しかも、繰り返し。好ましくないことばかりをするので嫌われものになってしまいます。ただ、精神科の医療従事者はでき […]

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ラッセルの幸福論で幸福になる 7 「被害妄想」

ラッセルは次のように語ります  一人の人間が「周囲の皆から虐待を受けている」と語ったとすれば、たぶん、その原因は彼自身にあるのであって、実際は侮辱を受けていないのに受けたと想像しているか、それとも、知らず知らず、怒りを買 […]

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獄中からの手紙

 ガンジーは、1930年、収監されていたヤラヴァーダー刑務所から、弟子たちにあてて1週間ごとに手紙を出していた。ガンジーの思想のエッセンスが詰まっている。  数年前、私は獄中からの手紙を受け取った。投函者の彼は、その前、 […]

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