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精神科医の独語と毒語

治療者や支援者に必要なこと  他者を助ける仕事についている人にとって必要なこと、それは、他者や仕事から大事なものを受け取ることです。いただけることです。お金じゃないですぞ。  やまゆり学園のあの男は、それができなかったと […]

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偉人は地元で受け入れられない

複数の偉人が、同じ法則について語っていますのでご紹介します。 「預言者故郷にいれられずといわれます。しかし、預言者は、きまってその公的生涯を、自分の故郷で開始しているという悲しい事実があります」。 と語っているのは、内村 […]

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原爆投下にカンカンに怒る

2025年8月、 プーチン大統領がトランプ大統領との会談のためにアラスカに来た。そこで、米国の女性記者が、甲高い声で、「もう民間人を殺しませんか?!」 とプーチンを責めるように問いかけた。  プーチンは、聞こえないふりを […]

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死なないでいる理由

宮沢賢治は、「農民芸術概論綱要」で次のように述べています。 「世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない」  つまり、賢治が幸福になるためには、世界のすべての人が幸福であることが必要になります。つまり、賢治 […]

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もう死にたいと思うときの生き延び方Ⅱ

 精神科ですから、死にたいと思っている人がたくさんいらっしゃいます。しかし、死にたいと言っていても、外来にいらしている方は、生きている方です。死んでしまったら来ることもできないので、生きている方が来るのは当然です。  毎 […]

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犠牲ということ

 75歳のミリエル神父は10歳下の妹、その妹と同年代の召使の女性マグロアールを連れて、フランスのデ-ニュという町で司教の役に就きました。  一方、ジャン・バルジャンは、地方の貧しい家庭に生まれて、幼いころに両親を失ったた […]

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2つの第39条

刑法第39条は、次のようになっています。 (心神喪失及び心神耗弱)第三十九条 心神喪失者の行為は、罰しない。2 心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。  人は、よっぽど精神状態がおかしくない限り殺人なんてしません。だから […]

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自己実現的生き方と自他実現的生き方(その2)

 その1でお示ししましたが、人間の欲求の中で最上位にあるとされるのは、マズローによれば自己実現です。一方、自己実現は結局競争という形を取り、強いものが自己実現の先頭に立つというイメージがあります。イーロン・マスクのように […]

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自己実現的生き方と自他実現的生き方(その1)

 米国の心理学者マズローは、1908年にニューヨークで生まれました。下の欲求階層説が有名です。簡単に言うと、人間は成長の段階で、もっとも下層にある食欲や睡眠欲などの生理的欲求がまず第一に満たされることが必要であり、次に、 […]

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「自傷他害」を深堀する

 自傷他害の有無(を判定することは)は、精神保健指定医による措置入院と医療保護入院の判定に重要な意味を持ちます。それが明確にならなければ判定ができません。自傷他害がどういうものなのかをみていきましょう。 ○精神保健及び精 […]

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精神科病院から退院する方法

 まず、言っておきます。精神科病院の精神科医の言っていることを信じましょう。入院しましょうなどとめったに言いませんし、そもそも精神科医は控えめに言う場合が多く、精神科医が入院をすすめたら余程のことです。まだ、入院を継続し […]

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