天使はやっかい人のふりをしてやってくる
統合失調症の患者さんは人口の1%くらい。それは全世界であまりかわらないといわれています。つまり、どの国でも、人口の内、約1%の人間が、統合失調症という重病になっています。日本の精神科病院には、約30万人くらいが入院して […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 6 「罪の意識」
ある種の行為は、内省しても理由が分からないまま、そういう行為を行ったときに不愉快な気持ちになる。それは、当人が6歳以前に受けた道徳教育によるとラッセルは言う。汚い言葉を使うのは良くないとか、煙草を吸うのは良くない、酒を […]
哲学者と統合失調症患者の共通点
哲学者のヴィトゲンシュタインは、統合失調症に近い精神状態をしばしば体験したかもしれませんし、物理学者のニュートン、詩人ヘルダーリンなどもそのように言われています。別の哲学者バートランド・ラッセルの生涯を描いた漫画「ロジ […]
宮沢賢治の万人の幸福と親鸞の唯一人の幸福
賢治の場合 宮沢賢治は、1926年(大正15年)に農民の生活向上を目指して農業指導を実践するために羅須地人協会を設立。そこの授業のために書かれたのが「農民芸術概論綱要」です。無料肥料指導などの活動を行いますが、1933 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 5 「ねたみ」
ラッセルは、不幸の原因を順番に取り上げていきます。次は、「ねたみ」です。 ねたみは、1歳未満の子供にもみられるもので、1人の子供だけかわいがれば、即座に気づかれて恨みを持たれる。子供を扱う人は、物を分け与える時には、 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 4「疲れ」
第5章 疲れ 不幸の原因の一つとして、ラッセルは「疲れ」を挙げます。 今日、この進歩した社会において最も深刻な疲れは、神経の疲れである。疲れの原因の一つは、騒音である。騒音を聞くまいと意識下で努力するために、なお一層 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 3 「競争」
第3章 競争 アメリカ人やイギリス人のビジネスマンに生活の邪魔をするのは何かと尋ねたとしたら、「生存競争だ」と言うだろうとラッセルは語ります。しかし、昔と違って、そういうビジネスマンは仕事に失敗したところで餓死すること […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 2 「バイロン風の不幸」
第2章 バイロン風の不幸 ラッセルは、不幸の典型例として 3人のペシミストを挙げます。 まず、バイロン。1788年イングランド生まれの男爵。ジョージ・ゴードン・バイロン。ラッセルと同じケンブリッジ大学出の詩人で、遊び惚 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 1 「不幸の原因」
幸福を推進するのは、精神科医の仕事の一つであろうと思われます。幸福とは、主観的なものであり、端から見て不幸と思われても、当人は幸福だと思っているという場合もあるし、幸福か不幸か考えている余裕もない、ただ必死だという場合 […]