鴎外への鎮魂歌6 北里柴三郎との確執
森鴎外と北里柴三郎。一人は文学者として、一人は医学者として異なる分野で超一流の業績を挙げた。その二人が同じ写真に写っており、さまざまな交流があったことは、驚くべきことである。そして、石黒を含めた下の3人はもめにもめてい […]
鴎外への鎮魂歌0 その概略
はじめに 凡人は毎日失敗する。今日も失敗した。しかし、人間のスケールが小さいから失敗にしてもスケールが小さい。偉人も失敗するが、今日紹介するのは、とてつもなく大きなスケールの失敗だ。 森鴎外は、明治期に活躍した日本を […]
鴎外への鎮魂歌2 生まれ
鴎外は、島根県の南西部で海に接していない内陸の盆地津和野で生まれた。山にかこまれた川沿いの小京都とも言われる美しい街並みである。当時津和野は、亀井氏の城下町、石見の国津和野である。今こそ人口は6700人くらいだが、当時 […]
鴎外への鎮魂歌1 死の直前
森鴎外(1862年文久2年~1922年大正11年)は、夏目漱石と並ぶこの時代の日本を代表する作家である。そして、鴎外は作家以外にもう一つの顔を持っていた。陸軍軍医森林太郎としての顔である。 東大医学部を出た鴎外は、や […]
心配しすぎることの弊害
日本人の病的特性 間違った認識から間違った風潮が生まれる。誰もがそれを疑わない。 日本人の多くは優等生だ。例えば、ほとんどの人がマスクをしている。してないと悪い人みたいだ。マスクをしている方が感染を防げると考えるから […]
幻聴 その捉え方(医療関係者初学者向け)
幻聴の特性 幻聴というのは、本当に不思議です。患者さんの体験することは、おおかた想像のつくものが多いし、被害妄想だってなんとなくわかります。パニック障害だってわかるし、それに近い体験だって多くの人がしたことがあるでしょ […]
道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その6
2巻17章である。「人は善いことをすると、人に知られようと思い、悪いことをすると人に知られまいと思う。そのために心の内と外とが一致しなくなる」。 人が他人に知ってもらいたいのは、自分が優れていることとか、立派なことをや […]