生き方
鴎外への鎮魂歌1 死の直前
森鴎外(1862年文久2年~1922年大正11年)は、夏目漱石と並ぶこの時代の日本を代表する作家である。そして、鴎外は作家以外にもう一つの顔を持っていた。陸軍軍医森林太郎としての顔である。 東大医学部を出た鴎外は、や […]
道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その5
第13章です。ある人が道元に言いました。「名誉、利益の2つは仏道の妨げになるから捨てましょう。しかし、衣服が糞掃衣(ふんぞうえ)*1、食べる物が常乞食(じょうこつじき)という生活はできるでしょうか」。「摩訶迦葉尊者(まか […]
道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その4
第10章にいきましょう。道元は、禅話を聞いてよく理解し会得する方法として、自分が今まで理解していた気持ちを指導者の言葉に従って順々に改めていくことだと言います。親鸞は法然のことを絶対的に信奉しました。たとえ、だまされて […]
道元の言葉 正法眼蔵随聞記
正法眼蔵随聞記は、親鸞の弟子である唯円が書いた歎異抄と並んで、わが国が誇るべき仏教古典の一つであると考えられます。道元の弟子の懐弉(えじょう)は、よくぞ書き留めてくれたなと思います。自分の役割に徹したのでしょう。そ […]
生き方 を妙好人に学ぶ その2 親鸞
生き方 妙好人 に学びます。 妙好人の一人といわれた因幡の源左について、「その1」で彼の悟りの時までをご紹介いたしました。源左は浄土真宗の門徒であり、彼をより理解するためには、まず浄土真宗について学ぶ必要があります。浄 […]
生き方を妙好人に学ぶ その5 源左の名言
ここでは、妙好人 因幡の源左の名言をお示ししましょう。 谷口光造という人が、源左に「わしゃ癇癪性でや」と自分の怒りっぽいことを源左にどうしたらいいかと聞きます。 源左、「だんなさん、あんたはええものを持ってますなあ。 […]
妙好人流の生き方は現代に通用するか
妙好人(みょうこうにん)とは、広辞苑では、「行状の立派な念仏者。特に浄土真宗で篤信な信者をいう」となっています。その語源は、中国の浄土教の善導(613-681)が、『観無量寿経疏(かんむりょうじゅきょうしょ)』(観無量 […]