偉人や偉人のうつ病
道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その3
さあ、続けて参りましょう。正法眼蔵随聞記は、世界的にも稀有な人生指南書です。最高の精神医学的洞察があります。何かを極めていくのは難しい、仏道でもそうです。戒律を守ることは大切ですが、こればかりにとらわれてはいけないと道元 […]
道元の言葉 正法眼蔵随聞記 その2
道元は弟子たちに対してこのように言っています。 なくなった栄西禅師(1141―1215、臨済宗の祖)は、「あなたがた修行者たちが使っている衣類や食料などは、わたしがあげているのではありません。これはみな仏法を守る神様たち […]
道元の言葉 正法眼蔵随聞記
正法眼蔵随聞記は、親鸞の弟子である唯円が書いた歎異抄と並んで、わが国が誇るべき仏教古典の一つであると考えられます。道元の弟子の懐弉(えじょう)は、よくぞ書き留めてくれたなと思います。自分の役割に徹したのでしょう。そ […]
どう主張するか? 道元から学ぶ
道元の弟子である懐弉(えじょう 1198-1280)は、道元が僧たちに話した内容をかきつづっています。その正法眼蔵随聞記の中から、印象深いところをお示しします。 道元はこう言いました 自分は道理にかなったことを言ってい […]
道元の教え 支援者の心がけ
菩提薩埵四摂法(ぼだいさったししょうぼう) 菩提薩埵というのは、インドのサンスクリット語の bodhisattvaの音訳です。中国でそれに 菩提薩埵という語をあてたようです。略して菩薩ということです。菩薩という言葉の […]
良寛、鷹山、方谷と継之助の接点
例によって、偉人と偉人の接点を探っていきます。精神科医の視点を入れたいと思います。良寛、上杉鷹山、山田方谷、河井継之助の共通点です。 良寛 父以南の自殺 1758年新潟出雲崎の町名主の橘屋山本家の長男として良寛が生ま […]
鷹山、金次郎、方谷 人間関係
鷹山の場合 人生は人間関係でできているといってもいいでしょう。鷹山の人間関係もまた暗く深いです。 藩主重定の側近である森 平右衛門は、藩の中で徐々に台頭し、郡代所頭取となりました。藩政改革のために竹俣政当綱(まさつな […]
鷹山、金次郎、方谷 4 考え方
鷹山の場合 鷹山の師であった細井平洲は、朱子学派でも陽明学派でもない折衷学派であり、実践を重視しました。他者に対する思いやりとか尊重ということも重視しました。それは、金次郎でも方谷でも同じです。鷹山は、平洲を心から慕い […]