一般
当院のコロナのクラスター報告(1)
概要 当院では、1月の16日からコロナPCR陽性となる職員、患者さんが出始めました。感染ルートはなかなか特定困難です。一つのフロアから感染が始まりました。現時点で、職員と患者さん合わせて38人のクラスターになってい […]
精神科病院は精神病による犯罪や自殺を抑止する 1
はじめに 精神科病院への入院は、現代ではあまり望ましいものではないと思われています。というのは、先進国では、精神科の病床数を削減しています。米国でも州立病院の入院患者は大幅に減りましたし、イタリアでも精神科病床のない地 […]
精神科病院は犯罪や自殺を抑止する 2
入院治療は訪問看護で代替できるのか? はじめに 精神科病院の入院患者が人口に対して多い都道府県では、自殺がより抑止され、刑法犯も少なく、検挙率も高いという結果を前のブログで書かせていただきました。これらは、ピアソンの […]
わるい日があればいい日がある
調子の悪い日には、我を失い苦しむもの。どうしていいかわからなくなる。ただし、この世は、諸行無常。今日、苦しんだことも、明日には状況が変わっている。そんなことを何度も繰り返しても、また、必要以上にこだわって悩み苦しんでし […]
人間はどのように平等か
人間は平等でしょうか。こんなことを直で考えることは普通でないかもしれません。が、お許しください。ちょっと考えると、いろいろな面で比較してみて、どうも人間は平等ではない。あいつの方が才能がある、金持ちだ、彼女の方が美人だな […]
自殺者数の減少は何に由来するのか?
我が国の自殺者数は、先進国の中では多いほうですが、それでも幸いなことに減ってきています。日本で自殺者数が減っているのは、何に由来するのでしょうか。 日常の臨床経験から、抗うつ薬は効果があるなという確かな感じ(エビデン […]
逆説的な詩、ニューヨークリハビリ研究所
ニューヨークリハビリテーション研究所の壁に下の詩が書かれているそうです。もともとは病室の壁に書かれていたものを受付の壁に持ってきたらしいです。作者不詳とされることが多いです。(渡辺和子は、「幸せのありか PHP文庫」の […]
出禁の方を診させていただく外来です
飲食店やコンビニ、スーパーで、法に触れる行為、迷惑行為をすると、出入り禁止になります。精神科の場合、あるいは精神科だけでなく、他の科でも、何らかの理由で医療機関やスタッフ、他の患者さんに迷惑や負担をかけすぎてしまうと、 […]
もう死にたいと思うときの生き延び方
小さなことに喜ぶ 人間にとって幸福とは、人並み外れた成功とか、栄光、賞賛、勝利ではありません。 では、何か。幸福とはきわめて主観的なものです。今日、息をして生きていること。これは、すごく恵まれたことです。周囲の景色を […]
精神科医の独語と毒語
巨人症の読書好き 巨人症は、成長ホルモンが多く分泌される下垂体由来の疾患で、身長をはじめ、体が大きくなる。長身で若干の巨人症も疑われるリンカーンはたいそうな読書好きで、父親に禁止されるほどだった。ジャイアント馬場も相当 […]