よい奉仕をするために マザーテレサはなぜ可能だったのか
マザー・テレサ(幼名:アグネス)は、1910年8月26日、ユーゴースラビアのスコピエで生まれました。父親は、建設業及び議員を兼ねる有力な名士で、慈悲深く貧しい人々に思いやりがあったといいます。 徳の高い母との間に、長 […]
出禁の方を診させていただく外来です
飲食店やコンビニ、スーパーで、法に触れる行為、迷惑行為をすると、出入り禁止になります。精神科の場合、あるいは精神科だけでなく、他の科でも、何らかの理由で医療機関やスタッフ、他の患者さんに迷惑や負担をかけすぎてしまうと、 […]
統合失調症の認知機能とA/G比(医療関係者様向き)
統合失調症の認知機能は、統合失調症の社会的な予後を考える上で重要です。この認知機能と連動するような身体的指標がないか。それを追求した私どもの論文をご紹介いたします。A/G比は、血液中のアルブミンとグロブリンの比です。何で […]
精神科の患者が他科を受診したとき
まえおき 精神科の患者さんに身体症状が生じたとき、高血圧や高脂血症などの軽症のものであれば、精神科の外来や病棟で対処することが可能です。しかし、高度の検査や手術を必要とするもの、がん、肺炎、水中毒などは、総合病院で対処し […]
精神医学の父 呉秀三の人となりについて
日本精神医学の父、呉秀三については以前ブログで紹介させていただきましたが、今回「呉秀三小傳」(昭和8年 呉博士伝記編纂会)を都立図書館で読んでみましたので、呉秀三が周囲からどのような人物に映っていたのか報告します。昭和 […]
偉人のうつ病 ヘッセと金次郎の興味深い共通点
はじめに 今回の企画について 偉人のうつ病を紹介してきましたが、ヘッセも自分のうつ病の様子を記載しています。ヘッセは、釈迦のことを書いた「シッダルタ」があります。どうして、ドイツ人がゴータマシッダルタの物語を書くのだろ […]
偉人のうつ病 トルストイ その1 偉人つながり
トルストイは、1828年8月28日にロシア中部のヤースナ・ボリャーナという村に、伯爵家の四男として生まれ、レフ・トルストイと名づけられたました. レフとは、ライオンという意味らしいです。レオとかレオナルドに近いのでしょ […]
偉人のうつ病 トルストイ その2 ロマン・ロランへの手紙
1887年4月 パリの大学生であった21歳のロマン・ロランは、トルストイに手紙を送っています。人生の意義というものを教えてほしいなどの内容だったそうです。それに対して、半年後の10月に59歳のトルストイは返信しています […]
偉人のうつ病 トルストイ その3 不器用
レフ・トルストイは、ロシアの裕福な貴族の家庭の四男として生まれたものの、2歳のとき母親を病で失い、9歳の時に父親も失いました。二宮金次郎より早く両親を失っています。とても感じやすく、泣き虫な子でした。幼少期から考えるこ […]
偉人のうつ病 トルストイ その4 思想
トルストイは、67歳の時に、「3つのたとえ話」で自身の思想について語っています。(八島雅彦著「トルストイ」清水書院)から抜粋してみます。 第1のたとえ話 いい牧草地に雑草が茂ってしまいました。たまたま牧草地を訪ねて […]