2021年11月
偉人のうつ病について 白隠の場合
江戸時代の禅僧である白隠(はくいん)の生涯を彼に生じた精神症状を合わせてお話ししたいと思います。白隠は、1685年静岡県の東海道13番目の原宿の比較的裕福な家に生まれました。15歳の時に得度して、慧鶴(えかく)と名づけ […]
生き方を妙好人に学ぶ その1
「妙好人」とは、浄土真宗の信者の中にいる一群の人たちのことです。この人たちに注目し記録してきた人もいるようですが、宗教哲学の面から初めて取り上げたのは、鈴木大拙(以下敬称略)です。鈴木大拙著「妙好人」第2版1刷(法蔵館 […]
生き方 を妙好人に学ぶ その2 親鸞
生き方 妙好人 に学びます。 妙好人の一人といわれた因幡の源左について、「その1」で彼の悟りの時までをご紹介いたしました。源左は浄土真宗の門徒であり、彼をより理解するためには、まず浄土真宗について学ぶ必要があります。浄 […]
生き方を妙好人に学ぶ その3 源左
生き方 妙好人 学ぶ という目的で3回目になりました。妙好人とは、浄土真宗の熱心な信徒で、悟りを開いた覚者です。その一人である「因幡の源左」について学んできましたが、今回は、源左の実際の言動から彼の生き方を学びましょ […]
生き方を妙好人に学ぶ その4 天香
妙好人と言われた因幡の源左 の言動を紹介してきました。その3では、源左の特徴である「無償で捧げる」ということについてご説明しました。今回は、また、別なエピソードについて、柳宗悦の収集した記録から抜き出してみます。 京 […]
生き方を妙好人に学ぶ その5 源左の名言
ここでは、妙好人 因幡の源左の名言をお示ししましょう。 谷口光造という人が、源左に「わしゃ癇癪性でや」と自分の怒りっぽいことを源左にどうしたらいいかと聞きます。 源左、「だんなさん、あんたはええものを持ってますなあ。 […]
精神科病院は精神病による犯罪や自殺を抑止する 1
はじめに 精神科病院への入院は、現代ではあまり望ましいものではないと思われています。というのは、先進国では、精神科の病床数を削減しています。米国でも州立病院の入院患者は大幅に減りましたし、イタリアでも精神科病床のない地 […]
精神科病院は犯罪や自殺を抑止する 2
入院治療は訪問看護で代替できるのか? はじめに 精神科病院の入院患者が人口に対して多い都道府県では、自殺がより抑止され、刑法犯も少なく、検挙率も高いという結果を前のブログで書かせていただきました。これらは、ピアソンの […]
優しくありなさい 偉人の名言? 3
「優しくありなさい。あなたの出会う人々は皆,困難な闘いに挑んでいるのだから」という言葉は、プラトンのものとされ、その言葉を表題にした書籍が出版されています。しかし、それは違うのではないかとことからスタートしたこの企画です […]
わるい日があればいい日がある
調子の悪い日には、我を失い苦しむもの。どうしていいかわからなくなる。ただし、この世は、諸行無常。今日、苦しんだことも、明日には状況が変わっている。そんなことを何度も繰り返しても、また、必要以上にこだわって悩み苦しんでし […]