ラッセル
ラッセルの幸福論で幸福になる 7 「被害妄想」
ラッセルは次のように語ります 一人の人間が「周囲の皆から虐待を受けている」と語ったとすれば、たぶん、その原因は彼自身にあるのであって、実際は侮辱を受けていないのに受けたと想像しているか、それとも、知らず知らず、怒りを買 […]
哲学者と統合失調症患者の共通点
哲学者のヴィトゲンシュタインは、統合失調症に近い精神状態をしばしば体験したかもしれませんし、物理学者のニュートン、詩人ヘルダーリンなどもそのように言われています。別の哲学者バートランド・ラッセルの生涯を描いた漫画「ロジ […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 5 「ねたみ」
ラッセルは、不幸の原因を順番に取り上げていきます。次は、「ねたみ」です。 ねたみは、1歳未満の子供にもみられるもので、1人の子供だけかわいがれば、即座に気づかれて恨みを持たれる。子供を扱う人は、物を分け与える時には、 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 4「疲れ」
第5章 疲れ 不幸の原因の一つとして、ラッセルは「疲れ」を挙げます。 今日、この進歩した社会において最も深刻な疲れは、神経の疲れである。疲れの原因の一つは、騒音である。騒音を聞くまいと意識下で努力するために、なお一層 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 3 「競争」
第3章 競争 アメリカ人やイギリス人のビジネスマンに生活の邪魔をするのは何かと尋ねたとしたら、「生存競争だ」と言うだろうとラッセルは語ります。しかし、昔と違って、そういうビジネスマンは仕事に失敗したところで餓死すること […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 2 「バイロン風の不幸」
第2章 バイロン風の不幸 ラッセルは、不幸の典型例として 3人のペシミストを挙げます。 まず、バイロン。1788年イングランド生まれの男爵。ジョージ・ゴードン・バイロン。ラッセルと同じケンブリッジ大学出の詩人で、遊び惚 […]
ラッセルの幸福論で幸福になる 1 「不幸の原因」
幸福を推進するのは、精神科医の仕事の一つであろうと思われます。幸福とは、主観的なものであり、端から見て不幸と思われても、当人は幸福だと思っているという場合もあるし、幸福か不幸か考えている余裕もない、ただ必死だという場合 […]